スピリチュアルカウンセラーのTomokatsuです。
私自身が子どもの頃に暴力を受けていた体験があるので、「虐待」と聞くと心の中が動く感じがします。
今回は暴力を使用しない生き方について解説します。
歴史から消えない暴力
4000年前に書かれたとされるヨガの経典「ヨーガ・スートラ」の中には、禁戒(おすすめしないこと)の一番目に「暴力」が挙げられています。
つまり、4000年前から暴力に関する問題が存在したと推測できるのです。
ヨーガ・スートラで書かれている暴力には、他人に対するものだけでなく自分自身に対する暴力も含まれています。
「誰に対する暴力なのか?」が重要ではなく「暴力を利用してしまう意識」について書かれているのです。
暴力を利用しない生き方
皆さんは暴力を利用していないでしょうか?
人には解釈の違いがあるので、
「私はこの行為を暴力ではない!」
と胸を張って主張したとしても、第3者がその状況を見て「暴力である」と言う場合もあります。
“できるだけ”疑われない生き方
『全ての人から暴力だと思われないに生きる、疑われないように生きる』というのは非常に難しいことですし、それを追い求めるのも極端に見えます。
私がお勧めしたいのは、近い関係にある家族や恋人、友人、職場の上司や同僚、部下などに暴力だと疑われないように生きるということです。
自分自身への暴力を疑われる事例
暴力には、自分自身に対して行われる場合があります。その例を下記に挙げます。
- 睡眠不足
- ストレス過多
- 暴飲暴食による肥満
- 絶食による痩身
自分自身への暴力が起きた場合、「自分の見た目」が変化します。
徐々に起こる変化は特に自分自身では気づかないことも多いですが、第3者の目からはそれがわかりやすく、結果として「大丈夫?」と疑われて心配をされます。
この記事を読んで頂いている皆さんも、心配をされた経験があるのではないでしょうか。
他人への暴力を疑われる事例
他人への暴力になる例として、下記の3種類があります。(自分以外の人間のことを全て「他人」と表現しています)
- 身なり
- 言動
- 態度
「自分が自分の外に発信しているもの」に暴力性が含まれると疑われます。
端的に言えば、普段の生活態度に暴力が含まれることがあるということです。
自分自身では「カッコイイ」「生きざま」「自分らしさ」だと思っていることも、他人から見れば「恐い」という印象をただただ押し付けているだけかもしれません。
「話せば伝わる」の真意
生まれたての赤ちゃんから100歳を超えるお年寄りまで、話せば伝わります。しかしそれは言葉を通じさせるのではなく、意識を通じさせるということです。
ただ自分の主張を言葉で伝えるのではありません。怒鳴ればいいのでもありません。
怒鳴るというのは言葉を押し付ける行為に近いので、「話して伝える」とは言えません。
自分の気持ちを伝える
これが「話して伝える」の真にあるものです。
お腹の中にいる赤ちゃんに話しかけるような、言葉は通じていないけど話しかける感覚が、「自分の気持ちを伝える」です。
小さいお子さんも、認知症の方にも、言葉と一緒に自分の気持ちを伝えてみてください。
その気持ちは必ず伝わっています。