スピリチュアルカウンセラーのTomokatsuです。
毎年この時期になると聞こえてくる言葉に「ライオンズゲート」というものがあります。
ライオンズゲートについては後述いたしますが、どういうわけか、ライオンズゲートに一点掛けをしているギャンブラーのような方が多いように思うのです。
それは期待し過ぎです。私から見れば非常にもったいない状態に見えます。
ライオンズゲートとは
ライオンズゲートは毎年訪れるエネルギーの周期で7月26日から8月12日に開く目に見えないエネルギーの門で、8月8日がピークとなります。
この期間、西洋占星術での獅子座に関連する情熱、自己表現、創造性が他の星座にも利用しやすくなります。ライオンのスピリットが目の前に現れて百獣の王の力が手に入るわけでもなく、ライオンが幸せに導いてくれるということでもありません。
獅子座の特性とライオンズゲートの関係
占星術では獅子座の人々は通常、情熱的で自己表現が豊かで創造性に富んでいるとされています。
その獅子座の特性をライオンズゲートの期間には、獅子座でない人々もこれらの特性を発揮しやすくなり、情熱的なエネルギーが高まり、願望が叶いやすくなるとされています。
ライオンズゲートの利用と周期の重要性
しかし、ライオンズゲートは周期の一つであり、逃しても次の周期が必ず訪れるため、焦る必要はありません。二至二分のような周期的なものなので、「必ず乗らないといけない」「乗り遅れたらおしまい」というものでもありません。
そのため、ライオンズゲートに一点掛けしているギャンブラーのような方を見ると、
「他にもあるのに、もったいない」
と、私は思ってしまうのです。
夏至や月の満ち欠けなど、他の周期的なエネルギーの高まりを利用することも可能ですからそんなに焦る必要はありません。
期待し過ぎが生み出すもの
ライオンズゲートへの一点掛けは、「期待し過ぎ」という状態です。
期待し過ぎは、疑心暗鬼を生み出し、敵対を生み出します。
期待し過ぎは、期待通りになれば大成功という幸福感を味わうことができますが、期待通りにならないと感情が波立つほどの絶望感を味わうことになります。
期待し過ぎを家庭内で考えてみると、自分が出来なかったことをご家族に過剰に求めることです。逆に、自分が出来ていることご家族に過剰に求めることとも同じで、想像するだけでもギスギスした感じです。
シチュエーションを職場にすると、相手が家族ではなく他人なので、家庭内よりさらに強く表れ、パワハラ、モラハラと呼ばれるハラスメントに発展していきます。
あなたは「ライオンズゲート」で期待していることが叶わなかったとき、あなたの心はどう反応しそうでしょうか?
過度な期待は、疑心暗鬼や敵対感情を引き起こし、他のチャンスを逃してしまう可能性があるということを記憶の片隅に置いておくようにしてください。
期待を和らげる方法
期待し過ぎは、疑心暗鬼と敵対だけでなく、「自分が望んでいる変化に気づかず、見逃す」という事態をもたらします。
自分が「根っからのギャンブラー」で、これからもそういう生き方をしたい方は、これからも人生の一点掛けを楽しまれると良いと思いますが、「それはちょっと…。」と思う方は以下の方法を実践してみて下さい。
方法は至って単純 自分が「毎瞬毎瞬の連続の中で生きている」と気づく これだけです。
実は、「期待し過ぎ」は「自分が生きている人生の毎瞬毎瞬に集中できていない状態」です。
先日迎えた夏至でも、期待し過ぎた方がいるでしょう。
夏至は期待通りになったでしょうか?
毎瞬毎瞬に集中できていると、夏至に近づく日々の中で、自分が望んでいる方向へと向かっていると気づくことができました。夏至当日にもその変化に気づき、さらに夏至以降の日々の中でも気づくことができています。
変化に気づかず見逃すということはなく、「着実に自分は望む方向に進んでいる」と知ることができるので、過度な期待をしていない方の方がスムーズに進むことができるのです。
連続した「毎瞬」で作られている人生の、ある一瞬に、ライオンズゲートや夏至があるとみることができると、多くのサインに気づき、細かく舵をきって、自分の期待する方へ向かっていくことができます。
ライオンズゲートも「当日」だけでなく、前後の日々の変化に細かく気づいてみてください。
このように気づきを促すことがライオンズゲートの本来の役割です。
YouTubeでライオンズゲートを感じるワークを公開中
今回解説したライオンズゲートを感じるためのワークを切り抜き動画として制作、公開しています。