習慣が終わると不安になる|喪失の正体と立て直し方

大好きが消えた日

スピリチュアルカウンセラーのTomokatsuです。

大好きだったものが、ある日ふっと消えてしまった。
そんな経験はありませんか。

  • 行きつけのお店が閉店した
  • 習い事が終了した
  • いつもの習慣が続けられなくなった
  • 場の空気が変わって、足が向かなくなった

大事件じゃないのに、なぜか胸の奥が落ち着かない。
今日はその感覚を、小さな喪失と大きな喪失という枠でほどいていきます。

ここで大事な前提があります。
喪失の大小は人によって違います
出来事の規模で決まるのではなく、その人の心と生活への影響で決まります。

喪失は穴ではなく「合図」

喪失を、穴や痛みではなく、合図として考えてみます。
すると、その「合図」が2つあることに気づくことができます。

  • 何を大切にしていたのかを見る合図
  • 整え直す場所を見つける合図

喪失をこの2つの合図として捉えることができれば、次の道しるべになります。

喪失の大きさは何で決まる?

喪失の大きさは、出来事の規模よりも、生活と心への影響で決まります。
目安になるのは、次の3つです。

1. 生活の礎

生活習慣、生活リズム、ホッと一息安心する場所。
こういう礎が欠けると、小さく見えてもじわじわ効いてきます。

2. 自分の役割

  • その場所で、どんな自分でいられたか
  • 何者としてそこにいたか

ここがグラつくと、大きな喪失として感じやすくなります。
これは人間の根本に「無意味の恐怖 ― 存在の価値を見失う不安」というものがあり、そのために自分の役割を求めて維持しているという意識が強いと、より一層大きな喪失として感じやすくなります。

恐怖に関してはこちらのブログをご参照ください。

3. 未来の楽しみ

  • 来週も行こう
  • 次はもっと上達しよう
  • 季節が変わったら会おう

未来は何が起こるかわからないものですが、期待していた未来がフッと消えると、意外と心に響くということです。

小さな喪失 日常の器が欠ける

小さな喪失の代表は、閉店、終了、解散、中止、休止、変更です。
特徴は1つだけ見れば、泣くほどじゃないからスルーしがちなところにあります。
小さな喪失を例えるならば、お茶碗のふちの一か所が欠けた感じ。1つならば、欠けていない方を使えば良いですが、その欠けをそのままにしておくと、気づけば「欠けだらけのお茶碗」になっているかもしれません。

例えば、こんなことが小さな喪失になっているかもしれません。

  • あの店の照明や匂いが好き
  • あの席に座ると落ち着く
  • 週一の習い事が生活の柱(楽しみ)
  • 帰り道の寄り道が自分の癒し

ここでのポイントは、失ったのは対象そのものではなく、心を整えるための方法だということです。
失ったものは元に戻すのは難しいですが、心を整える方法は作り直せます

大きな喪失 自分の軸が揺れる

大きな喪失は、対象の消失よりも、自分の中心が揺れる感覚として来ることがあります。
ついさっきまで晴れていて穏やかだった世界が一瞬で暗闇になり、暴風の中にいるような感じです。

  • それがない私は、どう過ごすのか
  • ここに通っていた自分が消えた感じがする
  • 張り合いが抜けた
  • 何を楽しみにしていいかわからない

このような強烈な感覚は、できれば何度も味わいたいものではありません。けれど今生の目的や状況によって、体験の回数や濃さは人それぞれです。
その度に、自分の軸の揺れを収束させる必要がありますが、急いで意味にしないことが大切です。

自分の軸の揺れを無理くり収束させるために急いで意味づけして、早く前向きにしようとするとどうなるでしょうか。
その答えは、心が置いていかれます。

急いで意味づけすると「他責思考」が進みます。
この世が悪い、国が悪い、仕組みが悪い、他人が悪い、という他責にする思考は一時的には有効な手段ですが、それは急いで意味づけしないようにするための緊急手段です。それ自体を意味とすると根本的な問題を解決しない、未解決のまま放置しているような状態です。

まずは、終わりを終わらせることが大切なのです。

スピリチュアル的なキーワードでは、

  • 場や習慣が役目を終えた
  • 役目が次の形へ移る準備に入った

こう捉えると、責める方向ではなく、自分に戻って整え直す方向へ向かいやすくなります。

小さな喪失が大きく感じるとき

小さな喪失が重なると、生活の彩度が落ちていきます。
ついていないこと、うまくいかないことが続くと世界が灰色になっていく感覚は、このような状況の積み重ねから起こります。

  • 閉店が続く
  • 予定が崩れ続ける
  • 習慣が切れ続ける

続くと自然に小さな喪失同士を足し算、掛け算してしまうのです。
この彩度低下の対処は2つあります。

1. 固定点を一つ残す

朝に自分で淹れるコーヒー1杯、お気に入りの1曲、短い散歩など、できるだけ自分1人で完結できる変えない場所を作ります。

2. 小さく弔う

小さく弔い、大げさにせず区切る。
例えば、予定が崩れ続けるという状況は、「1つの予定キャンセル」が重なっただけに過ぎません。チャップリンの無声映画の思わず笑ってしまうドタバタ劇も一つひとつのコミカルなトラブルや行動が積み重なって作品になっています。

直面している「続く不幸」は本当に続いているのでしょうか?

大げさにせずに区切って見つめると、続いているものではないかもしれません。

終わりを丁寧に終わらせる 3ステップ

では実際に終わりを終わらせる作業を始めましょう。
前述しましたが、急いではいけません。一つひとつを丁寧に時間をかけることが大切です。

ここで紹介する3ステップは三段跳びのようなホップ・ステップ・ジャンプとテンポ良く進むものではなく、風景や匂いを感じながら、休憩や寄り道をしつつ徒歩で旅する感覚です。

1. 何を失ったかではなく、何を受け取っていたか?

その店、その習慣、その場がくれていたものを3つ書きます。
どれだけあっても「3つに絞る」のがポイントです。

2. 終わりの言葉を1行だけ作る

ありがとう。好きだった。助けられた。ここまでで大丈夫。
例に挙げたような言葉で、長文にせず「1行で区切る」のがポイントです。

3. 代わり探しではなく、再現を1つだけ選ぶ

同じものを探すのではなく、受け取っていた成分を1つだけ再現します。
落ち着く照明を家に1つ置いてみたり、帰り道にどこか寄るところを1つ増やしてみたり、週一の時間を別の形で確保したり、代わりではなく新たなものを選びます。

急がずに進めるほど、心は置いていかれずに戻ってきます。

おわりに

喪失の大小は人それぞれ、比べなくていい。

大好きが消えた日。

あなたの中に残ったものが、次の道しるべになります。

こちらのテーマはYouTubeライブでも、もう少し具体例を交えてお話ししています。
よろしければこちらもご覧ください。

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