旅をするのに用意しない人はいません
アセンデッドマスター・空海からのメッセージ
何事も用意が大切です。
食事をするにも食器の用意がなければ鍋のまま食べることになりますし、洗髪をするにも水の用意だけでは物足りなく感じるでしょう。
「なにを用意するか?」も大事ですが、用意するという意識がそれ以上に大事だということです。
用意をせずに進むことも可能です。
地図も金も持たずに旅に出ることも容易いことではあります。
しかしそれは、無謀、放埓という言葉がふさわしいものとなります。
やがて用意がないために病気や怪我をして折り返すことになるでしょう。
用意することを無駄と言う人もいるでしょう。
それは「用意し過ぎる人」のことを指す言葉であると理解してください。
もし、あなたが周囲から「用意し過ぎている」「無駄なことをしている」と言われたなら、すぐに今の行いを振り返らなければなりません。
それはあなたを揶揄することではなく、あなたに気づきを与えようとしているのです。
用意のし過ぎは何を生み出すか?
適度に用意したものと同じ結果を生み出します。
そこまでしなくて良かったと気づいたならば、次の用意はそれ以下に留めれば良いのです。
これも先程の他人からの気づきと同じように、自分からの気づきとなるのです。
どこまで用意しても、適度に用意したことと変わらない。
それをしっかり意識して、今目の前の出来事の用意をすること。
前回の用意で過ぎていたところは、過ぎないようにすべきなのです。