心の乱れを平らに慣らす
富士山の金龍からのメッセージ
心は乱れるものだ。
平穏を求めているからこそ、乱れを知るのだ。
それを「未熟」として卑下する必要はない。
乱れを知ったときに何をすれば良いのか?
まずは、乱れの原因を探る。
原因は必ず自分にあることを心得ながら、引き金となっている原因を探り出すのだ。
大抵の場合、外からやってくる情報によって乱れの原因を自分自身の中で創り出している。
耳を塞ぎ、目を閉じ、外の情報を閉じてから自分に問うが良い。
原因を探り出すことができたなら、今度はそれを許すのだ。
乱れるということを罰したり、敵視したりするのではない。
そのようなことをすると余計に心は分離して乱れていくからだ。
純粋に乱れる原因を許していく。
「山のような気持ち」になるのだ。
富士を眺めよ。
風が吹いても、雪が降っても、雨や晴れが続いても、それらを受け入れている姿がそこにある。
「耐える」ということとは違う。耐えることは分離したままの状態。
「許す」ことは、乱れていることも認め、穏やかな状態を創り出す。
乱れの原因を探り、それを許す。
そうすれば今より穏やかに、山のような感覚が得れれるだろう。